旅人で自己中心的でとある町の変態

自己中心的で変態とも言われます。そんなブログになっています

アメリカ横断 〜日本人との出会い〜

四日目。

次の町、フラッグスタッフを目指していた。

ここでここまでの旅で一番ホッとした瞬間が訪れた

いつものようにヒッチハイクをしていると一台の車が止まってくれた

その時もモノ凄く舞い上がり近ずいてみる

二人組で男女が乗っていてよく顔を見てみるとアジア人だ

日系のアメリカ人の方なのかと思ったら

日本語で話してきた

 

「?日本人ですか?」

聞くとその

すごい笑顔で

「そうです!!!龍口っていいます!」

ものすごく安心したよね。言葉が通じるんだもの

助手席にはあみさんという方が乗っており絵描きさんだった

龍口くんはプロ野球球団の正式な応援団長、そして俳優を目指している方だった

ものすごい二人に乗せてもらい車内では色々と話を聞いた

きっと僕も前のめりになって話を聞いていたと思う

あみさんは今現在もサイパンに行って建物に壁画を描いて

サイパンの魅力を伝える活動を行なっています

龍口くんはものすごく親しみやすく一緒にいるときっと元気をもらえる方です

二人とも自分にないものを持っていてそこでまた考えさせられて

より旅が好きになったよね

 

フラッグスタッフはとても寒く雪が積もっていた

ここでの野宿はきついと思い教会に泊めさせてもらおうと思った

龍口くんとあみさんにその旨を伝えると

「教会で話が終わるまで外で待っているよ」って

きっと僕は二人にかなり甘えていたと思う

 

教会はホームレスにすごく親切で炊き出しなどもある

教会に入ると大勢のホームレスが椅子に座り入った瞬間にこっちを睨んでくる

お腹も空いていたけどまず神父さんに泊まれるか聞いてみる

 

「日曜日しか泊まれないよ」

絶望的だった

この雪の中で眠れる自信がなかったから

教会を出ようとすると二人ほど近づいてきて炊き出しの食べ方を

レクチャーしてくれようとしているが

僕には待ってくれている人がいる。あの二人が

外に出ると龍口くんが近づいてきて教会の様子や宿泊ができるのかと心配してくれた

泊まれない事を伝えると

 

「車で一夜過ごしていいよ!」と

 

ほんとこの二人に拾われなかったらどうなっていたんだろうと思う

本気で感謝していた

 

近くにあったキャンプ場で僕が持ってきていたガスで火を起こし

お湯を炊き二人が持ってきていた塩ラーメンを食べたんだ

 

食べた時のあの感覚、今日生きてるなって感じた

何日ぶりかの塩が体に染み渡りこの上ない幸せだった

あみさんのお手製のサンドウィッチも食らった

二人は本当に仲が良さそうで見てて日本のみんなにものすごく会いたくなった

 

その晩は少し暑い話をして3人で車で寝ましたとさ

 

普段何気なく友達や家族や大事な人といるけども

離れて旅してる中で色々な感情が大きくなって

みんなの事をもっと大事にしたいなって思う夜でした

うまく伝えれないけど一番これが伝えたい事です