旅人で自己中心的でとある町の変態

自己中心的で変態とも言われます。そんなブログになっています

アメリカ横断 〜凍える町〜

十三日目。

モーテルでゆっくりして朝の五時頃

モーテルのドアを叩く音が聞こえる

 

警察だ。ポリスメン

前日にピッツバーグ行きのチケットを取ってくれて

そこの乗り場まで警察が乗せて行ってくれるというのだ

 

バス乗り場までパトカーで行く

少し小太りな警察官で助手席には甘いお菓子がいっぱいあった

きっと食べながら職務を全うしているのかな

 

六時ごろにはバス乗り場につきいざピッツバーグ

乗り場近辺でもかなり温度が低くなんせ防寒具も取られてしまっているため

とても寒い

バスに乗り込む

ここから長いバスが始まった

 

朝の早朝に出発したのに全く止まらないバス

昼過ぎになっても止まらない

結局止まったのは夕方ぐらいでしかもよくわからないところへ

降ろされてしまった

言えるのはピッツバーグではないということ

ただここも激さむの町

雪も積もっている

 

近くにいる警備員にチケットを見せると乗り換えのようだ

出発は夜の八時頃

それまでバスのロビーでひたすら待つ

暇すぎる。精神と時の部屋状態

外を出ようにも少し歩くと凍えて震えが止まらなくなるよね

 

バスがやっとくる

やっとピッツバーグ

乗り込んで無事到着

その頃には11時になっていた

寝床もない

温度を見るとー7度の表記

スウェット、Tシャツ、トレーナー、ボロい上着でー10度はこたえた

ちょうどこの頃アメリカで寒すぎてホームレスが死ぬなんてニュースがやっていた

死んでたまるかだよ本当に

とにかく一夜、ここを乗り切る

寒さに耐えて丸まっていると一人のおばちゃんが声をかけてきた

 

「そんな寒い格好で何をしているの?どこの国の人?」

そのおばちゃんは僕の親戚のみいおばちゃんに似ている

 

今までのあったことと状況をみいおばちゃんに伝える

そうするとみおばちゃんは我が子のように話を聞いてれて

なんと家に泊まりにきてとまで

喜んでついていった

前日にあんなことがあったけどもうすっかり吹っ切れていた

みいおばちゃんによるインスタントのラーメンを作ってもらったが

作り方を知らないのか味がないのだ

そんなことはどうでもいい

暖と寝るところがあれば

 

あったかい味無し面を食べて案内されたのは地下室

地下室の部屋にベッドがありそこで寝てっていいよって

暖房が効いており暖かい

運がいいのか悪いのか。いや多分最高にいいよね

 

そこで一晩を過ごしたんだ