旅人で自己中心的でとある町の変態

自己中心的で変態とも言われます。そんなブログになっています

アメリカ横断 〜おっちゃん(師匠)との出会い〜

二日目。

朝からロサンゼルスを少し歩いたところにスキッド・ロウという場所についた

とてもホームレスも多く少し臭いがきつい場所もあったんだ

そこでホワイトボードにラスベガス行きのアルファベットを書き

歩いていると程なくしてトラックの運転手が声をかけてきたの

 

「ラスベガスに行きたいのかい?それだったら乗って行きなよ」と

またしてもラッキーな出来事にすぐに飛び乗るよね

 

英語は全くわからないけど全身で嬉しい感情を出して

相手に伝えたかったのを覚えている

 

そこから3〜4時間程?でラスベガスへ到着

人生初のヒッチハイクは思い出に残っているけど淡々と終わった感じ

それが終わると空腹がやってきてそこで食料が自分にない事を知る

ただ食料よりもなぜかその時ヒッチハイクを優先して

ヘンダーソンと次の目的地を書いてすぐ道路の脇に立っていると

一人のホームレスが声をかけてきた。

「ここで何をしているんだ?ヒッチハイクか?お金はないのか?

ご飯も食べれてないのか?」と

僕はお金もないし食料もない。

一人だしここからニューヨークを目指している事を話した

 

そうするとついてこいと言われついて行くと

まずはお金を手に入れろと言われて

おっちゃんは自分の路上での稼ぎポイントへ連れてってくれた

ただ稼ぎポイントといっても段ボールにおそらくカネが欲しいと書いて

踊るだけというものすごくシンプルでクリエイティブな稼ぎ方でした

おっちゃんは目の前でガンガン稼いで行く。

おっちゃんに交代だと言われ自分の番になる

同じようにホワイトボードにお金をもらうと幸せになれますと書き

踊る。ひたすら踊る。けども全くお金にならない。

おっちゃんは自分に檄を入れ替われと言われ見とけと言われた

自分は食い入るようにおっちゃんの稼ぎ方を勉強した

それを一日やっていると少しずつ稼げるようになっていった

 

「もうお前は独り立ちだ。俺に教えることは何もない。」

英語はわからないがきっとこんなニュアンスだと勝手に解釈している

間違いなくさよならが近いことが分かった

おっちゃんは水のペットボトルをアスファルトに置き

その間に2ドル挟んで自分の方向を向きグータッチしてきてそれに僕も答えた

おっちゃんは自転車に乗り何も言わずに去っていった

心なしかおっちゃんの背中がとてつもなく大きく見えたほんとうに

涙をこらえもらった2ドルでパンとバナナを買い始めての食事は

色々と考えさせられるパンとバナナでした。

 

生きてきて初めて自分だけの力でお金を稼いだ

それはものすごく楽しくて稼いだ金額関係なしに自分に利益をもたらしてくれました

師匠。(おっちゃん)また会いたいな