旅人で自己中心的でとある町の変態

自己中心的で変態とも言われます。そんなブログになっています

アメリカ横断 〜砂漠の町〜

六日目。

砂漠の町、フェニックス

日中かなり暑くというかフラッグスタッフとの寒暖差に

驚かせられながら町を歩いていました

夏用の格好を持ってきていなかったのもあり

汗がじんわりから汗染みが目立つ程の汗に

フラッグスタッフの格好はヒートテックも着ており

すぐに教会に入り着替えさせてもらった

神様、あの時はお世話になりました

もう少しフェニックス情報を書くと高齢者が多いらしいの

あまり感じれなかったけども

治安もあまりよろしくない?と聞いたが全くそんな気配もなく

フェニックス情報はこの辺で

それでも暑いんだとにかく暑いんだ

 

水が欲しい

そうだよねマクドナルドあるよね

トイレに駆け込んで蛇口に口を近づけトイレになるごくごく音

ちょびっと元気になった所で次の町ツーソン目指しヒッチハイク開始

 

ホワイトボードにツーソンと書き

高速道路入り口付近へ

暑いって独り言何回言ったかな

何回シャツパタパタしたかな

そうこうしてるとあっという間に2時間は経っていたんだ

こんな風呂も入ってない汗だくのホームレス乗せる運転手いるのかなと

思った瞬間少し離れた場所でハザードをパカパカしている

オンボロの車が見えた

そこから聞こえてくる口笛

間違いないよねここまでくると、止まってくれてるよね

その車に飛び乗りツーソン行きか尋ねると途中のエロイという町までとの事だった

エロイという町、どんな町なのだろうか

想像を膨らませながら車内で話す

33歳でエアコンの取り付け業者をいているかっこいい人だ

二人の娘もいるらしく色々と話していると

 

「お腹は空いているか?」

 

と言い取り付け業者を見てみると

何も返事もしていないのに手には20ドルが

え?て顔をすると僕に20ドルをくれて

グータッチをしてきた

惚れるわね

一気に何を食べようかって妄想が膨らむ

ありがとうを全力で伝え気になっていた事を聞いてみる

 

「どうしてここまで親切にしてくれるの?」

 

そうすると取り付け業者は

 

「因果応報さ、自分のやった行いは必ず自分に返ってくる。カルマさ。」

って

惚れるわね

帰ってから誰かに親切にできて同じ質問が来た時絶対

 

因果応報さ、自分のやった行いは必ず自分に返ってくる。カルマさ。

って返すね

取り付け業者は自分の家に行って娘と会わせてくれて

ここら辺の夜は冷えると言って布団と食料を袋いっぱいにくれた

 

エロイに到着すると取り付け業者は

自分が力になれた事を喜んでくれていた

どんどんアメリカが好きになっていくのがわかる

取り付け業者とお別れをし見えなくなるまで手をふった

 

エロイにはこの旅でしてみたい事が叶う場所がある

 

エロイのそこを目指し歩くのだった